この寒空に住む家なき初老男性、自分の幸せ思う

 住まいを失った求職者に宿泊場所や食事を提供する「公設派遣村」には、

50〜60代の男性が目立つそうです。


YAHOO!ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000019-san-soci


 年末年始の8日間開設される東京都の派遣村には、想定の500人を超えて、

失業者や生活困窮者がすでに639人(29日夜時点)集まっています。

 中でも、再就職の厳しい熟年男性が多く、「もう一度、人生をやり直す

チャンスがほしい」と願っているようです。


 土木会社の社長だった人、新宿歌舞伎町の元バーテンダーなど、

これまでの人生、決して遊んで暮らしてきたワケじゃあないけれど、

どこかで歯車が狂って転落し、身寄りもなく、派遣村へたどりついた

人たちです。病気を持っている人もあります。

 寒風吹きすさぶ年の瀬に集まったその人たち、8日たったら、また

出て行かねばならない心情は、察するに余りあるではありませんか。

生活保護に頼りながらも、何とか命永らえて、仏縁あれかしと思う

ばかりです。


 狭いながらも暖房の効いた部屋で食事してぐっすり休める幸せを、

感ぜずにおれません。その幸せを与えてくださっている方へのご恩も、

忘れてはならないと思います。

 これも、人間に生まれてきて、なさねばならない目的を果たすため。

安楽をむさぼっていては申し訳ないことです。