山口百恵さんの歌詞はいい〜「さよならの向う側」

 山口百恵さんも何と50歳、間もなくDVDボックス

ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版」が発売されるそうですね。


YAHOO!ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000030-sanspo-ent


「誰、それ?」という人もあるかも。無理もありません、30年前に

引退した伝説の歌手で、近況はほとんど知らされていません。

 それは、引退直前の「さよならの向う側」で、百恵さん自身が、

「後姿、見ないでください」

と歌い、ファンがそれを守っているからでしょうか。


「さよならの向う側」はじめ、百恵さんの「横須賀ストーリー

「プレイバックPart2」「夢先案内人」「イミテイション・ゴールド」

「しなやかに歌って」「絶体絶命」「曼珠沙華」「美・サイレント」

「ロックンロール・ウィドウ」などなど、多くの大ヒット曲を

手がけたのが、作詞:阿木耀子、作曲:宇崎竜童の夫妻でした。

 今聞くと、これらの歌詞は、とてもいいんです。サビの部分までに行く

状況説明が描写的で、比喩表現もユニーク。限られた字数でいかに

表現するか、優れた歌詞は勉強になりますね。


 私の好きな歌詞を、前述の「さよならの向う側」から、ちょっとだけ。

  「何億光年 輝く星にも 寿命があると

   教えてくれたのは あなたでした

   季節ごとに咲く 一輪の花に 無限の命

   知らせてくれたのも あなたでした」

 今日も輝く冬の星々にも燃え尽きる時がくる。無常です。

そうやって宇宙と生命は生々流転を繰り返し、次の命をはぐくみます。

一輪の花とて、大宇宙が総がかりで育てたものなのです。

 そして生まれた私の命、この瞬間は何のため?

 オリオン座を見上げて、歌いそうですね。