やらずに分かることではない、真実の私のすがた

「もとより罪体の凡夫、大小を論ぜず、

 三業みな罪にあらずということなし」(口伝鈔)

 これは、私の真実のすがたを教えられたお言葉です。

 今日のテレビ座談会は、このご文について、でした。


 すべての人は、罪の塊の人間。これが、

阿弥陀仏の見抜かれた実機(真実の私のすがた)です。

 それは、『大無量寿経』の弥陀の本願(18願)に、

逆謗(五逆罪と謗法罪の者)と説かれています。

男も女も、日本人もアメリカ人も、全人類は例外なく、

逆謗の一機という1種類しかないのです。


 ところが、とてもそうは思えない。善いことができると

自惚れている。「じゃあ、やってみなさい」と善を勧められた

のが、弥陀の19願です。

 善ができるかどうか、は、善をやってみるしかない。

阿弥陀仏の深遠な御心を教えていただきました。