人生初点滴、肉体を失えば仏法聞けない

 ノドの調子が悪く、それでも仏法をお伝えするチャンス到来し、

話しているうちに、だんだん声が出なくなってしまいました。

 耳鼻咽喉科へ行くと、「喉頭炎です」。幸い、他人にうつす

心配はないそうです。

 ところが、そのあと医師の先生から、「吸入と点滴をして

いきましょう」と。「はあ、点滴ですか……」 実は私、40年

以上の生涯で、点滴してもらったことが一度もなかったのです。


 ベッドに寝て、看護師さんから、「右腕にしますか、

それとも左腕?」と尋ねられ、「初めてで分かんないんです」

と答えると、結構驚かれました。そこで、とりあえず左腕に

してもらった図↓



 肉体があるから、煩悩に身を焦がし、病気で苦しむ。

しかし、その肉体があればこそ、真実聞けるのですから、

健康は大事ですね。

 高森顕徹先生のお言葉を最後に。

「この煩悩具足の器がなかったら、仏智満入すまいものをと、

身体をさすりながら、またまた起き上り、活動だ」