因果の道理はこれでもホント?根深い人間性

 痛ましい事故がありました。

 栃木県の国道で、脱輪していた車を助けた59歳の男性が、

直後に、後ろから来た乗用車にはねられ、死亡したそうです。

 はねたのは、43歳の看護師だといいます。


YAHOO!ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091203-00000604-san-soci


 見通しのよい直線道路で、看護師さんがなぜ?という疑問

以上に、「いいことをしていた人が、どうして最悪の結果を

受けねばならないのか」という気持ちが、猛然とわき上がって

きます。

 仏教で説かれる、

「善因善果

 悪因悪果

 自因自果」

の因果の道理に狂いはないはず。これじゃあ、善因悪果、

他因自果ではないか。近親者ほど、心がこう叫ぶでしょう。


 お気の毒な事故ではありますが、大宇宙の真理に例外は

ありません、こういう場合も、悪因悪果であり、自因自果です。

 しかし、人間は感情の動物。頭では分かっていても、

感情が優先し、とても認められない気持ちにもなるでしょう。

私が、この人の遺族なら、そう思います。


 そんな根深い人間性を知って、真実を伝えていかねば

なりませんね。