医療費払えない不安、それ以上に恐ろしいのは

 重病で緊急手術が必要なのに、医療費が払えなかったらどうなるか。

国民健康保険料などを滞納している人なら、医療費は全額自己負担に

なってしまいます。

 そのために、治療が遅れ死亡した人が、平成19年には31人いたと、

共産党の『赤旗』は報じています。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-26/2008032601_02_0.html


 病院には助ける義務があるそうです。しかし、明らかに病院の不利益に

なりますので、歓迎されません。

 そんな人が増えているそうです。自分だけでなく、家族がいつ、どんな

大病をするか分かりませんので、他人事じゃあありませんね。


 病気を考えたら不安になりますが、必ず大きな病に倒れるわけでは

ありません。しかし、生まれたならば、死んでいくことは100%、

間違いなしです。これ以上の不安はあるでしょうか。

 医療制度や高齢化社会も大問題ですが、死ほど恐ろしいものは

ないでしょう。


 死んだらどうなるのか、後生は一大事であると、仏教では教えられて

います。

「必ず死ぬのに、なぜ生きる」

 この一大事を知り、解決することが、仏教を聞く目的なのです。