「三世因果」〜どうしてこんな自分に生まれたのか

 死んだらどうなるか、悩んだことありますか。

生まれる前はどうだったか、考えたことありますか。

 今日は電話座談会で、過去も未来も現在に収まっているという

「三世因果」を教えていただきました。



浄土真宗親鸞会館の「願海」)


 親鸞聖人の教えに出遇う前、私は、死んだら魂が、

次の世界へ行くと思っていました。(これは、日本神道

様々な宗教のいう「常見外道」で、真実の仏教からすれば

間違いです)

 でも、生まれる前はどうだったか、考えたことが

ありませんでした。

「自分はなぜ、日本に生まれたのか」

「どうして男に生まれたのか」

東京オリンピックの年に、テレビの下に生まれたのか」

 あまり悩んだことがなかったのは、幸せなことだった

と思います。


 しかし、現在、不幸をかこっている人は、きっと思うに

違いありません。

「どうして、才能がないのか」

「こんな容姿になったのはなぜか」

「こんな貧乏な家に生まれたくなかった……」

 そして、親を恨み、社会を呪い、人生の意義を見い出せずに

いるでしょう。


 そんな人に伝えねばなりません。生まれてきたのは結果であり、

その原因は過去世の自分の種まきあることを。

 そして、そんな私に、生きる目的があることを。

 三世因果から誘引されて、弥陀の本願に救い摂られる

ところまで。