過去世からの深いご縁、教えを伝えて悔いなきように

 今日は、富山県魚津市で、アニメ『世界の光・親鸞聖人』を見て、

勉強会をしましたよ。


 法然上人のお弟子であらせられた34歳の親鸞聖人は、

法友と3つの大きな争いをなされています。三大諍論といわれます。

 その中でも、「信行両座の諍論」について、今日は学びました。

阿弥陀仏の本願は、信心一つで助けるという誓願だと思う人は信の座へ、

念仏称えて助かると思う人は行の座へ。この親鸞聖人の問いに、

信の座へ入った人は、聖人を含めてわずか4人。ほとんどの人は、

法然上人の御心を正しく受け取っていなかったのでした。


 こんなことをすれば、「お師匠さまの前で恥をかかせた」と、

法友からの恨みを買うことは、百もご承知であったでしょう。しかし、

過去世からの深い縁で、ともに法然上人のお弟子となっている友達が、

未来永劫の友達でいられるのか、というお気持ちから、

お師匠さまの承認を頂かれて、この諍論をなされたのでした。


 されば、同じ会場に集まって仏法を聞いている皆さんも、

過去世から私と深い因縁のあった人ばかりのはず。一人として、

教えを聞き間違えることもないよう、今日は、信心一つで助かる

「唯信独達の法門」を話しましたよ。

 続けてのご縁を念ずるばかりです。