「早くおうちへ帰ろう」〜韓国火災の遺族に思う

 韓国・釜山の実弾射撃場火災で犠牲になった日本人7名の遺体が、

航空機で福岡に帰ってきたようですね。

YAHOO!ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091120-00000002-yonh-kr

 14日の事故発生後、現地入りした遺族は、亡くなった人に、

「早くおうちへ帰ろう」

と呼びかけたそうです。この気持ち、よく分かります。

検死が長引いていらだっていた、というのも当然です。


 私も父が脳梗塞で倒れた時、24時間監視態勢の真夜中の病室で、

傍らに1人たたずみながら、

「こんな白い壁の部屋から、早くおうちへ帰ろう」

という思いしかありませんでした。

 
 しかし、どんなに恋焦がれていても、家も家族とも別れて、

この地上から去らねばならない時がやってきます。

肉体は故郷の灰になっても、私たちの心は一体どこへ行くのでしょう。

 お釈迦さまは、死ねば一大事があると教えられています。

寂しいじゃありませんか。恐ろしいではありませんか。


 この後生の一大事を感得し、その解決を教えられた仏法を、

お聞きしようではありませんか。