「仕事やめて聞けとは何事か」と蓮如上人を叱る人々

「仏法には世間の隙を闕きて聞くべし、

世間の隙をあけて法を聞くべき様に思う事浅ましきことなり」

                  (御一代記聞書)

 今日は、電話座談会で、このお言葉について教えていただき

ましたよ。


(紅葉と雪吊りの親鸞会館)





 これは、「世間の仕事をやめても聞かねばならぬのが仏法だ」と

教えられた蓮如上人のお言葉です。

「仕事やめて、どうやって食べていくんだ」

「仏法聞けば、生活できるんか」

という心ない声が聞こえてきそうです。


 じゃあ、何のために食べるのですか。

 何のために生きるのですか。

「なぜ生きる」があって初めて、「どう生きる」が論じられる。

 人生の目的なんて大して必要ない、と思っている人に、

蓮如上人の御心が分かるはずありませんね。

 信仰の程度が教えに対する態度になる、と

聞かせていただきます。