好きです富山・その20 「赤いポートラムで恋の予感」
年賀状を買ってきましたよ。県外の人には特に、富山版を送るのが、
ちょっとした心遣いですよね。
平成22年の富山版は、これです。
デザインは、富山市北部を走るポートラム「富山ライトレール」です。
日本最短JR路線だった「富山港線」を利用して、路面電車化したのです。
すると、庶民の足として人気を呼び、3年連続の黒字だとか。
http://www.portram.net/index.php
7色ある車体のうち、特に赤は、男女二人で乗ると恋愛が成就する、
という都市伝説もあり、県外からわざわざ乗りに来る人もいるそうです。
富山市は、47都道府県庁所在地のうち、人口比で最も広がり過ぎた
街だといわれています。これからの超高齢化社会には、病院への通院や
買い物が不便だと生活しづらいので、コンパクト・シティが理想です。
車も乗らなくていい、に越したことはありません。
そこで、一度縮小化された路面電車が見直されることになりました。
富山市の南側にも路面電車が走っており(現在、路線を拡大中)、
平成26年に北陸新幹線が開通すると、JR富山駅が高架になって、
南北の路面電車がつながり、年配者もポートラムでどこへでも行ける
便利な街になるでしょう。
これも、年老いてからも元気に仏法を聞くための街づくり、と
考えれば、有り難いじゃあないですか。