「殺人犯でもわが子」の有り難さ
ちょっと、お休みしてましたが、復活します。
昨日も今日もまた明日も、毎日起きる世の中のニュースは、
私の心の風景と同じ。他人事と思わず、仏教ではどう教えられて
いるか、皆さんと考えたいと思います。
このところ、お騒がせだった市橋達也容疑者が、逮捕され
ましたね。容疑者の両親が記者会見したそうです。
YAHOO!ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091110-00000275-jij-soci
「逮捕は償いの一歩かもしれない。これからは本人が真実を話して
罪を償うことだ」と話したといいます。
この両親、どんな人かはよく知りませんが、近所の人の目も
つらいでしょうに、カメラの前に出て話すのは、どれほどの心労が
あることでしょうか。犠牲者の英国人女性の遺影を掲げ、
息子の更生を願っているのですから、親心は有り難いじゃあ
ありませんか。
仏教を説かれたお釈迦さまは、親の恩は天の極まりなきがごとく
大きいのだと教えられています。人生の目的である無碍の一道の
身になるべく、生んで育ててくれたのが両親。
大阪の建設会社に勤めていた時、同僚に、「金を貯めて、親を
温泉に連れて行ってやりたい」と語っていたという容疑者の言葉が、
本心であることを願ってやみません。