チンパンジーにも利他行動、まして人間は!?

 今朝の『読売新聞』のコラム「編集手帳」は、こんな話でした。

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 越中富山県)の盆踊り唄にある。〈鮎(あゆ)は瀬につく

鳥は木にとまる 人は情けの下に住む…〉。人の世は思いやりで

成り立っている、と◆「情けの下」に住むのは人間だけではないかも

知れない。チンパンジーも見返りなしに仲間を手助けすることが、

京都大野生動物研究センター・田中正之准教授と東京大・山本真也

研究員の実験で確かめられたという.

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「盆踊り唄」とは、平家の落人の哀憐を歌った「麦や節」ですね。

 そこからチンパンジーとは急展開ですが、このニュース、私も

気になっていました。

gooニュースより
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-091014X192.html?C=S


 窓でつながった2部屋に1頭ずつのチンパンジー。ストローなしには

飲めないジュースの容器が置かれた部屋にはステッキを、ステッキなしには

ジュースの容器が引き寄せられない部屋にはストローを用意すると、

59%の割合で道具が受け渡されたといいます。

 これを、「利他行動」と書いている記事もありました。

仏教でいわれる「自利利他」の「利他」ですね。


「ハンディキャップの人の駐車スペースに車を停める」

「人ゴミの中を自転車で疾走する」

「火を付けたタバコを振り回しながら歩く」

「電車で座席を独占する」

「迷惑かけていることをとがめられると逆ギレする」

 傍若無人で自己中心的、それでは「自損損他」です。

サルにも劣るってことです。自戒すべきですね。









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