読書日記・その14 「人生山あり谷あり、それって生き方の問題」
370万部も売れた『チーズはどこへ消えた?』は、
どこへ消えた!? なんて言ってたら、作者スペンサー・ジョンソンの
最新刊『頂きはどこにある?』が売れているようです。失礼。
「谷間に住む不幸な若者。彼は、まだ見ぬ世界をもとめて
必死で山の頂きへと登り、そこで不思議な老人に出会う。
老人が教えてくれたのは、『山と谷の対処法』───
仕事の人生における、良い時期と悪い時期を思いどおりに
操るスキルだった!」 (宣伝文より)
♪人生楽ありゃ苦も〜という歌もありますが、仕事の順境と逆境を
どうとらえるか、わが心の操縦術、といったところでしょうか。
タイトルの「頂き」は、自分の心にある、ということですね。
例えば、こんな訓示が。
「山と山の間には、かならず谷がある。
谷にどう対処するかによって、いかに早く次の山に
たどり着けるかが決まる」
「山からすぐに落ちてしまう一番の理由は傲慢である。
それは見せかけの自信にすぎない。
谷からなかなか出られない一番の理由は恐怖心である。
安楽そうに見せかけてはいても」
などなど。
でも、山に住んでいるかのような成功者も、最期には谷底へ
転落してしまうのでは……。もっとも、そんなことは
書いてありません。
『チーズは〜』は、生き方本の代表格でした。本屋に並んでいるのは
99.999999%「どう生きるか」を扱っている本です。
「どう生きる」をとおして、「なぜ生きる」に思いを巡らせて
みましょう。
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