太宰の自殺、その呪縛からは逃れられない
太宰治生誕100周年の今年、『斜陽』のモデルだった太田静子と
太宰との間に生まれた作家・太田治子さんが、初めて太宰の本を
読んだんですって。へえぇ〜。
YAHOO!ニュースより
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/literature/?1254738099
作家でありながら、「太宰の娘」といわれることに抵抗があった
太田さんは、あえて太宰作品を避けてきたそうです。
この気持ちは分かりますね。
初めて、「太宰に向き合わねば」と思って読み、自分が生まれるまでの
両親の苦悩を知って、父母の恋を小説に描きました。タイトルは
『明るい方へ』。
「二人に生んでくれてありがとうと感謝しています」
と話しているそうです。
でも、太宰は自殺した。自分がいちばんの理解者だと思っている
全国の熱烈太宰ファンの皆さんは、これで納得できるのでしょうか。
何のために生まれてきたのか、生きているのか、
親鸞聖人の教えによらなければ分からない人生の目的を、
自死から100年たっても色褪せず、多くの人に太宰は訴えかけて
います。