大宇宙の仏方に見捨てられた私
救急車で運ばれる重症患者の私が、どこの病院にも受け付けて
もらえず、いよいよ最期を迎えたら……。
ぞっとしますね。
それなのに、心が重病人である私といったら……。
くださいました。
「それ、十悪・五逆の罪人も、五障・三従の女人も、空しく
皆十方・三世の諸仏の悲願に洩れて、捨て果てられたる
我等如きの凡夫なり」
私たちは、大宇宙にガンジス河の砂の数ほどもましますと
いわれる諸仏に、見捨てられた極悪人なのです。
ところが、そんな者とは思わず、少しも苦にしていない。
救急車の病人ほどでもない。
これでは、すべての人を金輪際助かる縁なき者と見抜かれ、
絶対の幸福に救うと約束なされた弥陀の本願に、相応する
はずはありません。
因果の道理をよくよくお聞きし、無常と罪悪を見つめる
ことが大事だと教えていただきます。
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