キリンの模様はなぜ?「夏休み子ども科学電話相談」
「キリンは、どうして、あんな模様になったんですか」
毎年やってるNHKラジオの夏休み子ども科学電話相談。
http://www.nhk.or.jp/r1/kodomoq/
日中の放送なのでなかなか聞けませんが、今日、チラッと聞きますと、
小学校の女の子が、上記のような質問をしていました。
それに答えた偉い人が、
「キリンって、1つの種類でしょ。イヌとかネコとかと同じように。
分かる?」。
すると女の子、
「分かんない……」。
「種類」という言葉がピンとこないようです。それなのに、
「1つの種類だってことは分かるよね。その、もう1つ下の分け方が
あるの。キリンにもいろんな種類があって、模様や角で分けるんだよ。
動物園にいるのはアミメキリンっていって……」
と強引に、関係ない話を続ける。
「木陰に入って敵から身を隠すため」とか、「同じキリン同士で
大きさを競うため」に模様があることを言いたいのに、種類の話は
不要でしょう。まして、角も。知っていることは言いたいもんです。
いやいや、この人だけでなく、解説してくれる人はほとんど
そうだから、私はいつも、
「そんなこと言っても、子供は全然分かってないでしょ!」
と突っ込みを入れてしまいます。
子供は正直で、分からない時は「分からん」と言います。
大人は、分かっていなくても分かった顔をするから、
なおやっかいです。
聞く人の分からない話はしない。話した意味がありませんものね。
自戒すべきことです。
親鸞会ブログポータル