「ちょっとでも聞きたい……」日本へやってきたブラジル学徒

 5パーセントしか理解できない外国語の話を聞こうと思いますか。

ブラジル学徒には、そんな人がいるんです。

 今日、富山市郊外の「富山18番館」で行われた『なぜ生きる』

勉強会に、ブラジル出身の若い夫婦が参詣しました。

高森顕徹先生のご説法を聞きたくて、祖国を離れ、

慣れない富山で暮らしています。


 きっかけは、ブラジル・サンカルロスで布教していた講師に、

「因果の道理を聞かせてほしい」

と、自ら近寄っていったことでした。やがて夫婦で熱心に聞くように

なり、渡日を決意したそうです。仏縁深い人は、飛び込んでくる

んですよね。


 今日は、通訳してくれる講師がいたのでよかったのですが、

少しだけ理解できるようになった日本語の知識で、5パーセントしか

分からない勉強会にも、聞きたくて参詣します。

 そして、通訳者を訪ねては、夜12時までも質問するそうです。

明朝3時半起床で仕事をする前夜に、ですよ。


 自転車で通勤する二人は、狭い道を縦列で走りながら、

ポルトガル語の大声で、信心の沙汰をしているそうです。

ケンカしているように見えますが、とっても仲のよい二人です。


 浄土真宗親鸞会館のすぐ近くに住んでいるため、油断している

私たち、大いにうならされた二人の仏縁でした。












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    http://www.shinrankai.or.jp/