読書日記・その5「自分を知り、自分をだます」

 40万部突破の『16歳の教科書』(講談社)では、

7人の著名な講師が執筆していますが、最後に登場するのは、

数学でも英語でもない、「心理学」の先生。

カリスマ・セラピストの石井裕之さんです。

 勉強とは、自分との闘い。人生も同じですね。

でも、どうして自分が自分と闘うのか。それは、

「自分という他者」がいるからです。


 例えば、

********************************************************************

(引用)

 ある人が、「よし、今日からダイエットしよう」と思ったとしよう。

でも、なかなかうまくいかない。どうしても甘いものを食べたり、

運動不足になったりしてしまう。これは、「自分との対話」がうまく

いっていないから、起こることなんですね。「健康のためダイエット

しよう」と思う自分と、「でも食べたい」とか「運動するのは面倒くさい」

と思う自分がぶつかり合ってしまうんです。

 つまり、「自分という他者」との対話がうまくいかず、いい関係が

つくれていないということになります。

********************************************************************


 いい関係のためには、自己暗示が大事になりますが、これには大きな誤解が

あるそうです。例えば、受験生の場合、

「大丈夫だ、大丈夫だ」

と言い聞かせる。しかし、そうするほど、不安になり、プレッシャーに

押しつぶされるものです。本当に大丈夫な人は、「大丈夫だ」と言わないからです。

「合格して当たり前」

と思うことが大事だそうです。

********************************************************************

(引用)

 どうして受験勉強が苦しいのでしょうか。これは結局「合格できないかも

しれない」と思っているから、苦しいんですね。

 でも、同時に「合格できるかもしれない」という可能性があるからこそ、

苦しんでいるともいえる。

 合格するのが当たり前だと思っていれば、勉強は楽しいはずなんです。

********************************************************************


 そして、「合格するのが当たり前」と自分をだます手段の一つとして、

外見を変えることを提案してます。

********************************************************************

(引用)

 じつは、人間の心って「外側(周囲の環境)」と「内側(潜在意識)」の

バランスをとろうとする習性があるんですよ。

 典型的な例を挙げれば、部屋が散らかっている人は、心も汚れていたり、

未整理な問題がいっぱい残っている。部屋を掃除すれば、気分もサッパリして

心もキレイになる。環境(外側)を変えれば、潜在意識(内側)はそれに

説得されていくものなんです。

********************************************************************


 なるほど。成功できるような環境にして、「成功して当たり前」と

思えば、想像以上の力が出る。

 どうですか。詳しくは、本を読んでください。









親鸞会の情報をお届けするポータルサイト親鸞会.NET」はこちら

  http://www.shinrankai.net/