読書日記・その4「人間関係はナナメが大事」
40万部を突破しているという『16歳の教科書』は、7人の
気鋭の執筆陣が健筆を振るっています。その中の1人、藤原和博さん
(元・民間人初の公立中学校長)が書いていることを、もう一つ。
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人間は「親 / 子」「教師 / 生徒」といったタテの関係だけで学ぶ
かといったら、そうじゃない。友達どうしのヨコの関係だけでもない。
タテでもヨコでもない、ナナメの関係というのが、とても大切なんだ。
いま塾が人気なのも、塾の先生というのは親でも教師でもない、
ナナメの関係だからなんだよね。人生的にもインパクトがあったり、
教訓めいたセリフでも、下手すると学校の先生が言うよりも
塾の先生が言ったほうが効いたりする。
(中略)
これはコミュニケーションの一般原則で、たとえば会社でも
そうなんだけど、同じ説教を職場で上司から言われるよりも、
飲み屋で先輩から言われたほうがよっぽど聞く耳を持つ
でしょう(笑)。