大原麗子さん死去〜孤独死は消極的自殺

 女優の大原麗子さんが、東京・世田谷区の自宅で、62歳の

若さで孤独死……、ずいぶん騒ぎになっています。


よみうりニュースより
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090806-OYT1T00982.htm


 死後2週間たっていたといわれていましたが、遺体の腐敗状況から、

そんなでもないようです。しかし、華のある人が、難病を抱え、

母親の介護に疲れ、だれにも分かってもらえず、看取られることも

なかったのですから、哀しいですね。


 1970年代にマスメディアに登場した「孤独死」という言葉は、

阪神大震災後の仮設住宅でも頻発し、社会問題となりました。

 正確な統計はないようですが、孤独死した人の遺品整理をする愛知県の

会社は、東京、大阪、名古屋、福岡の4支店で、年間2000件の

遺品の整理を請け負っているといいます。

 うち1900件が一人住まいで、アパートやマンションに住む人が

多いようです。大原さんも、そうですね。


 しかし、孤独死が最も多いのは、男性の5、60代。

先の遺品整理業者によれば、高度経済成長期に就職し、結婚しないで、

無計画に生きてきた人に孤独死は多いといいます。持ち家もなく、預金もない。

 食事はコンビニ弁当とインスタント食品。電気製品は壊れたまま。

体調が悪くても病院に行かず、薬局で市販の薬を適当に買ってきて服用する。

 生きる喜びがあるとは思えませんね。孤独死は、消極的な自殺とも

いえましょう。


 この悲劇を減らすには、孤独にならない環境が大事ですが、

人生に目的があれば、独りでも生きる力がわいてきます。

「なぜ生きる」を説かれた、親鸞聖人の教えを聞きましょう。











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