好きです富山・その5「越中富山の反魂丹って薬?お菓子?」
反魂丹(はんごんたん)という名前の薬があります。
発売元の池田屋安兵衛商店によれば、漢方の知識や技術と、
日本古来の薬草が融合した、わが国初の和漢薬とか。
「くすりの富山」は、この反魂丹を持っていた殿様の、
以下の有名な話に由来します。
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元禄3年(1690)、富山藩主前田正甫公が江戸城に参勤した時のことです。
諸大名が居並ぶなかで、三春城主秋田河内守が突然腹痛を訴えられました。
正甫公が印籠から反魂丹を取り出して勧めたところ、たちまち腹痛が
治まったのです。あまりの薬効の早さに驚いたのが、その場にも
居合わせた諸大名たち。「自領内で販売してもらえないだろうか」と
申し入れが相次ぎました。他国との交流を嫌った藩政時代としては
異例のこと。これが越中売薬の起源と言われています。
(池田屋安兵衛商店HPより)