暴風雨でがっかりな悪石島、でも、もっと残念なのは

 皆既日食見たさにツアー客が集まり、一躍有名になった鹿児島県の

悪石島。でも、当日の今日は、悪天候で散々だったようですね。


YAHOO!ニュースより
http://netallica.yahoo.co.jp/news/86504


 あいにくの雨でダイヤモンドリングが見えないどころか、

土砂降りでびしょぬれ、暴風で屋外にもおれず、日食後に気温が5度

下がってガチガチ震えていたそうです。

 数日前から訪れて、ベストポジションにテント張ってた人は、さぞ、

残念だったでしょう。46年ぶりの天体ショーを見逃したのですからね。


 でも、もっと残念なことが人生にはあるんです。

太平洋のような深い海の底に暮らす、目の見えないカメが、

100年に1度、海面に顔を出す。大海には、中央に穴のあいた

1本の丸太が浮かんでいる。このカメが、丸太の穴に首を入れることが、

あるだろうか。

 お釈迦さまの説かれた「盲亀浮木の譬え」です。尋ねられた阿難尊者が、

「とても考えられません」と答えると、幾億年、幾兆年と時を重ねれば、

ひょっとしてあるやもしれぬ、しかし、人間に生まれることは、もっと

難しいのだ、とおっしゃっています。

 
 人間に生まれなければ、仏法は聞けません。それなのに、仏法を

聞かない人は、46年どころじゃあない、千載一遇といっても言い足りない

残念さですね。






浄土真宗親鸞会 公式ホームページはこちら

    http://www.shinrankai.or.jp/