最新鋭の内視鏡は、胃腸の中を泳ぐ
龍谷大学の研究グループが、胃や腸の中を自由に動く
〝自走式カプセル型内視鏡〟
を開発したそうです。
毎日新聞ニュース
http://mainichi.jp/select/today/news/20090703k0000m040132000c.html
既存のカプセル型内視鏡に磁石の「ひれ」を付けた、魚のような形を
しています。これまでは、胃腸の動きに任せて進むだけだったので、
幹部の検査が不十分になることも多かったようですが、今後は、
遠隔操作で方向転換や後退ができるようです。
面白いですよね〜。
ここで、高森顕徹先生が監修され、8年前に発刊された『なぜ生きる』の
一節を思い出します。
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科学の進歩はめざましく、 歩きながら誰とでも会話ができる。
「ケータイ」 は小学生ですら耳にあてている。 腕時計も持てなかった時代が
信じられない。 電子レンジで、 どれだけ料理の手間がはぶけるように
なったことか。 コンビニATMの登場で、 二十四時間いつでも預金や
払い戻しが可能になった。 自宅の 「インターネットバンキング」 で、
銀行に行かなくても残高照会や振り込みができる。 口から飲み込んで
肛門まで、 内臓の状態をリアルタイムで送信する、 超小型コンピューターが
開発されたというからありがたい。
たしかに世の中、 便利になったが、 「ああ、 幸せだ」 という実感が
わかないのは、 なぜだろうか。 欲しいものを次から次へと獲得しているが、
際限なくひろがる欲望に、 どこまで走っても満たされず、
渇しているといえよう。
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「物質さえ豊かになれば幸福になれると信じ、物質文明の繁栄を謳歌してきた」
20世紀、それは迷信であることに、人類は少しも気づいていないように
思えます。
やっぱり資本主義は、これでもかとモノを生産し、欲望を肥大化させて、
経済成長していくしかないシステムなんですよねえ。
幸せになれるはずがない、と思います。
「洗濯しながらエコできる!」
なんていう大手家電メーカーの謳い文句を聞いていると、
「洗濯しないほうが、エコになるんじゃないの?」
と突っ込みを入れたくもなります。
少しでも長く、健康に生きて、仏法を聞いてこそ、科学や医学の発展は
生かされるのです。
高森顕徹先生公式サイトはこちら。