ガクアジサイも、趣ありますよぉ
この時季の花の代表は、何といってもアジサイでしょう。
でも、その原種であるガクアジサイをご存じですか。
今年も、わが家の花壇に咲きました。
何だか、咲き切っていないアジサイのようにも見えますが、
周囲の花びらのようなものは、装飾花といわれるもので、
花としての機能はありません。ガクなんです。
ガク? ほら、理科の時間に習ったでしょ。
ホントの花は、中心部に小さく、控えにしています。
日本原産のガクアジサイが、18世紀末に西欧に渡った時、
初めにグリーンを帯びて後にだんだん色づいてくる大きな花は、
「東洋のバラ」として評判を呼んだそうですよ。装飾花が
球状に広く開くよう改良され、現在のセイヨウアジサイとして
里帰りしたのは、大正時代でした。
ヨーロッパ人を魅了したガクアジサイの色彩を眺めて、
うっとうしい雨の日も楽しみたい、ですね。
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