「因果の道理」が世の中を変える
高齢者の犯罪が急増しているようです。
埼玉県では昨年、万引きで警察に摘発された65歳以上が、過去最多の
1145人でした。全体の4人に1人が高齢者、という計算です。
この5年で倍増、犯行も悪質化しているといいます。
YAHOO!ニュース より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090614-00000047-yom-soci
しかも、捕まってから、
「いつも買ってるんだから、たまにはいいでしょ!」
みたいな、あきれた暴言が目立つそうです。
いい歳こいて、これじゃあ、若者もおかしくなります。
有識者は、道徳心の低下を原因と見て、社会参加を促しているようですが、
仏教を聞き、
「善因善果
悪因悪果
自因自果」
の「因果の道理」を知ることこそ大事。
どんな悪果が来るかを恐れる心があれば、心にブレーキがかかる。それでも、
犯罪に手を染め、悪果が返ってきた時には、自分の罪を悔やむでしょう。
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高僧に、ある婦人が、子供の教育を尋ねると、
「もう、遅いですね」
「まだ、生まれたばかりですが」
「その子供を、本当に教育しようと思えば、貴女のお母さんから始めねば」
といわれて、驚いたという。
〝いくたびも、手間のかかりし、菊の花〟
一輪の花が、美しく芳香を放っているのも、一朝一夕ではないのである。
況や子宝を、立派な人格者に育成するには、並大抵の辛苦ではない。
学校教育も、勿論大切だが、なんといっても、人間形成は家庭教育、
とりわけ親の心構えにある。
親の一挙手・一投足で、子供はどうにでもなる、と言えよう。
(『光に向かって』)