ヒトとカモシカ、どっちが賢いか - 昨日・今日・明日〜浄土真宗親鸞会講師の「こころの風景」

　親鸞会館のある富山の、県花はチューリップ、県鳥はライチョウ、

そして県獣はニホンカモシカです。親鸞会の同朋の里（射水市）でも、

ニホンカモシカが目撃されたそうですよ。

　ちなみに、カモシカは鹿ではなく、ウシ科なんですって。

　少し前ですが、そのカモシカのかわいそうなニュースがありました。

nikkansports.com のニュースから。

　富山市婦中町に６日朝、国の天然記念物ニホンカモシカ１頭が現れ、

幼稚園の窓ガラスに体当たりしてガラスを割るなどして走り回り、

市職員らが捕獲に約５時間振り回される騒動があった。

　カモシカは同日午後、用水路でおぼれて死んでいるのが見つかり、

市職員は「カモシカは本来臆病な動物。これだけ逃げ回るのは珍しい。

助けられればよかったが…」と残念そうに話した。

　体長約１１０センチの成獣だったそうです。「バカやなあ。

おとなしくつかまったら、逃がしてもらえたのに……」と思った人も

多いでしょう。特別天然記念物ですからね、大事に扱われます。

　釈迦弥陀が、私たちを本当の幸福にしてやろうと種々にお手回しして

くださっているにもかかわらず、その御心が分からないために、

逃げて逃げ回って、自ら闇黒の後生へ堕ちていく。

　カモシカ以上に哀れなのは、だれでしょうか。

　　浄土真宗親鸞会公式ホームページはこちら