関東の親鸞学徒、元気です

 日野市を訪れたあとのある日曜、さいたま市産業文化センターで、

関東各地の親鸞学徒が集まって、研修会が行われました。会場の

ホールが満席になり、臨時席を設ける盛況ぶり。

 高森顕徹先生のビデオご法話や、浄土真宗親鸞会発行の

顕正新聞』から親鸞聖人の教えを学ぶ、素晴らしい1日でした。





 ある投資信託の会社に勤める、若き管理職Sさんの話。

「仕事でやっていることは、仏法と正反対のこと。人生の目的を

知らず、金儲けするのが目的ですから、無理はありません。

 例えば、親鸞学徒は高森先生から因果の道理を教えていただき、

“善いことすれば善い結果が返ってくる。悪い結果が来たのは、

その人自身の悪い行いが原因となったから”

と知らされています。

 しかし、会社で損失が発生するとどうなるか。あの関連会社が悪い、

あの部署が悪い、ひいては、アイツが悪い、という具体的な攻撃が

エスカレートし、管理職である私も、同調せざるを得ません。徐々に

自分がおかしくなっていきます。

 そんな日曜や平日の夜にでも、法友と会い、仏法を語ることで、

人間に生まれてきた目的を再確認し、軌道修正でき、どれだけ勇気

づけられることか……」


 世界的な不況の昨今、都会の企業戦士もリストラの危機に

さらされています。日本の会社なら、「自宅待機で給料6割」とか、

「ここ2カ月で次の職を探してくれ」といった温情もあるようですが、

外資系となると厳しい。人事課へ突然呼ばれ、クビを言い渡されたあと、

自分の机に戻ってはいけないそうです。「あなたの私物は、会社から

自宅へ送りますから」と言われて。どうやら、腹いせにデータを

持ち出される不正を、防ぐためのようです。


 世間の荒波にもまれ、身も心も傷ついた同志が、仏法を聞いて

傷をいやし、また元気に羽ばたいていく。いいじゃないですか。

 日本の人口の3分の1が住む関東地方、その中で最も幸せなのは、

この日、さいたま市に集まった親鸞学徒の皆さんであることは、

言を待ちません。






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