放火で死刑判決
米カリフォルニアの山火事で、放火の罪で起訴されている被告に、
死刑判決が下ったそうです。
以下、YAHOO!ニュースから。
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【ロサンゼルス18日時事】米カリフォルニア州リバーサイド郡地裁の
陪審団は18日、2006年に同郡で発生した山火事で地元消防士5人が
死亡した事件で、元自動車整備工のレイモンド・オイラー被告(38)
に対し、第一級殺人や放火などの罪で死刑評決を下した。
「放火犯への死刑評決は異例」(米紙ロサンゼルス・タイムズ)
という。(時事通信)
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死刑を支持するわけじゃあありませんが、放火って、無差別殺人
ですよね。何人死ぬか、どれだけ被害が拡大するか、分からない。
本件でも、被告と何の関係もない消防士が死亡しているのですから、
街で銃を乱射して5人死んだのと、変わりないと思います。
私の住んでる町の隣町にも、数年前から放火と思われる不審火が
ちょくちょく発生する地域があります。そこに住んでいる人は
夜もおちおち眠れないでしょう。
アパートの居住費を比べてみても、その地域は安い!
放火のせいでしょうか。
私たちの心には、瞋恚(しんに)という怒りの心があります。
三毒の煩悩の一つです。「あん畜生!」という気持ちが噴き上がって
くる時は、あとは野となれ山となれ、やるだけやって、言うだけ
言って、気がつくと、焼け野原にぽつねんと立っている自分を
後悔するばかり。
「怒りは無謀に始まり、後悔に終わるものだ」
といわれるとおりです。
自分の心をたずねれば、放火犯と同じ心があります。
親鸞聖人がおっしゃるとおり、
「さるべき業縁の催せば、いかなる振る舞いもすべし」
です。
しかし、尊い人命を奪い、自分の身も滅ぼす大罪の恐ろしさを
知るべきでしょう。
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