自民 or 民主 で大丈夫か

 予算が成立すると、自民党内で麻生おろしが始まったみたい

ですね。小泉元首相が先月、定額給付金について、「衆院再可決と

なれば欠席」と言ってのろしを上げ、武部さんや中川秀直さんも

このところ、語気を荒げているようです。与党から16人が造反すれば、

3分の2の法案再可決ができなくなりますが、どうなりますか。


 これは、自民党瓦解の序曲でしょうか。いやいや、これがいろんな

意見のある自民党らしいということでしょうか。一般企業では、

社員が社長をマスコミの前でののしるなんてことは、まずないでしょうが、

このくらいでは崩壊しない「大人の集まり」なのかもしれません。

 
 一方の民主党も、寄り合いなのは同じです。「地球社会の一員と

して、自立と強制の友愛精神に基づいた国際関係を確立し、

信頼される国をめざす」という基本理念が確認されているだけで、

政党の綱領がないのです。つくろうとは思ったようですが、もともと、

多様な意見を持った人が、選挙のために集まったのですから、

ある党中堅は、

「原則を言い始めるとバラバラになる。理念で集まっているわけではなく、

何が何だか分からない政党だ。綱領なんかない方がいい」

とまで言っているそうです。


 綱領なき政党のひずみは、個別政策の一貫性のなさにも如実に

表れています。小沢代表の最近の第7艦隊発言などにいちばん

驚愕しているのは、ほかならぬ民主党の皆さんかもしれませんね。


 私たち親鸞学徒にとっても、団結は大事。仏法の言葉で言うなら、

和合僧です。しかし、「団結せよ」と強要されて団結するのでなく、

親鸞聖人の教えの下に団結するのです。教えの徹底こそが大事です。


 その点、政党でも、公明党共産党は、一つにまとまっていると

いえます。片や創価学会、片や共産主義という、団結するための

彼らなりの核があるからでしょう。しかし、いずれも人々を本当の

幸せにするものではありません。

 
 親鸞聖人の教えは、信一念でこの世から未来永遠の楽果を受ける

無二の教法です。今生と未来の2回救われる「二益法門」という

教えです。彼らとは、比ぶべくもありません。

 その教えを自ら聞信し、団結して全世界へ発信しましょう。





     浄土真宗親鸞会 公式ホームページはこちら

        http://www.shinrankai.or.jp/