徳川家康の悲劇
昨日・今日・明日と時間旅行して、目の前を過ぎ行く人や
ニュースを切り取っている私ですが、ホントに旅行して、
風景を写真に切り取ってくることもあります。
ま、仕事ですけどね。
こないだは、京都へ行き、二条城へ立ち寄ってきました。
将軍上洛の時の宿泊所として造営したのが二条城です。修学旅行で、
二の丸御殿の廊下を歩いてみた人もあるのでは。あのキュッキュッと
鳴るウグイス張りで有名です。
関が原合戦に勝利して天下を取り、幕府を開き、征夷大将軍にも
なった家康ですが、それがゴールではありませんでした。
「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くがごとし」
自身が述懐するように、苦しみという重荷を、死ぬまで
降ろせなかった人生でありました。
徳川方と豊臣方に二分されたまま、天下の安泰はないと考え、
大阪冬の陣を戦います。翌年には夏の陣で決着を図りました。
高齢化社会の今日でも、74歳ともなれば体の不都合も
種々ありましょうに、戦場で大将を務める苦労やいかに。
といいますから、楽じゃあありません。
天下人として君臨しながら、本当の幸福を知らなかった
悲劇の一生だったようです。
「家康も 重荷おろせぬ 悲劇人」
浄土真宗親鸞会 東京公式ホームページはこちら