犯罪大国なんかに住みたくない

 大阪府松原市のタクシー運転手さんが重傷を負った強盗殺人未遂

事件で、取材に応じた被害者の首周りにクッキリ残る傷跡をネットで

見ました。生々しいです。


 医師から、「あと1、2ミリ深ければ死んでいた」と言われた

そうです。犯人には、「憎いというより、一生罪を背負う哀れな人」

と語っていると紹介されています。


 因果の道理を根幹とする仏教では、私たちの行為が原因となり、

運命という結果が現れると教えられています。その関係は、

○善因善果……善いことすれば、よい結果が返ってくる

○悪因悪果……悪いことすれば、悪い結果が返ってくる

○自因自果……自分のやった行いは、自分の運命を決める。


 悪い行為は、必ずその人の未来に悪い結果を引き起こすのです。

「悪因悪果 自因自果」です。だから、犯人は悪業の報いを当然

自分が受けねばならないし、それさえも知らずに、わずかなお金の

ためにとんでもない悪を犯しているのですから、まことに

哀れといえましょう。


 先日、京都でタクシーに乗った時、運転手さんがおしゃべりな

人だったので、

「最近、タクシーで物騒な事件が起きてますね。安全のため、

前の座席と後部座席を仕切らねばならないんじゃないですか」

と言ってみました。すると、

「いやー、それどころか、助手席に乗せた人も安心できないので、

運転席だけ仕切ろうか、という話が出ています」

ですって。


 こんな国にならないように、因果の道理を伝えたいものです。






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