不幸なのはだれのせい?
見ず知らずの少女らに集団暴行したとして、東京・八王子市の
14、15歳の中3少女2人が傷害容疑で逮捕されました。
13〜14歳の少女3人も補導されたようです。
ビルのトイレや学校の体育館などに連れて行き、たばこの火を
押しつけたり、殴る蹴るの暴行を繰り返してケガを負わせていた
ことが発覚しています。
その犯行理由は、「幸せそうでむかつく」から。主犯格の少女
(14)は、「私は母子家庭で不幸。お嬢さまのような小・中学生を
狙って10件近くやった」と話しているといいます。
悪事を働けば、相手が不幸になり清々して終わる、と思っている
ところが浅はかですね。自分にも必ず、不幸が返ってくるのです。
仏教の根幹は、「因果の道理」。
「因果」とは、原因と結果です。
原因は私たちの行為であり、結果は運命といってもいいでしょう。
「道理」とは、いつでもどこでも変わらないことです。
原因と結果の関係は、
○善因善果……善いことすれば、よい結果が返ってくる
○悪因悪果……悪いことすれば、悪い結果が返ってくる
○自因自果……自分のやった行いは、自分の運命を決める
悪い行為は、必ずその人の未来に悪い結果を引き起こすのです。
「悪因悪果 自因自果」ですから。
「そんなこと当たり前だよ」と思う人、正解です。
悪い結果が返ってきて当然と思うから、犯罪者は拘束されて
裁かれるべきだと思えます。反対に、一生懸命働いたり勉強したり
するのは、善い運命を期待してのことでしょう。
でも、何となく自信持って言えなかった人もあるのでは。
世界最高の英知であるお釈迦さまの説かれた仏教を一貫して
いる教えが、因果の道理です。子供や若者に、自信持って
言いましょう。
「君自身が不幸になって苦しむのだから、やめなさい」
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