貧困率は世界2位、「どう生きる」と「なぜ生きる」

 日本の相対的貧困率は世界第2位だと話題になっていますね。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20091020-OYT8T01130.htm


相対的貧困率」とは、国内の平均的な所得水準を大きく下回る

貧困層”の割合。日本は、国民の15・7%が貧困だというのです。

これはアメリカに次いで2位です。


 貧困家庭の中学生がいると、まず修学旅行などには行けない、

次いで授業料を滞納する、さらには給食費さえも払えなくなる、

と段階的に進むといわれています。特に母子家庭の貧困率は、

15%どころじゃないといわれます。1億総中流といわれて

いたのは、ついこの前。この早い格差拡大は驚きです。


 アメリカで、カトリーナという大型ハリケーンが襲来した時、

ニューオーリンズに住んでいた黒人たちには、車もなく、

バス代もなく、台風の進路にそのままいて、多くの人が

亡くなったことがありました。洪水に浮ぶ遺体を見て、

「これがアメリカか!」と思った人もあったかも。

 新生児の死亡率は、何とキューバより高いというじゃ

ありませんか。劣悪な医療のために。

 日本も、そうなるのでしょうか。


 母子加算の満額復活が決まったそうです。長妻さん、

ご苦労さまです。

 明日の食べる米にも事欠く生活では、仏法を聞くゆとりは

ない人も多いでしょう。経済的に不安なく暮らせるようになり、

願わくば、仏縁あって仏法を聞くようになってほしいものです。

 政治も経済も、生きるためにある。「なぜ生きる」の答えが

あるからこそ、新政権には「どう生きる」に頑張ってもらわねば。







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