台風接近、でももっと激しい風が猛スピードで - 昨日・今日・明日〜浄土真宗親鸞会講師の「こころの風景」

　超大型の台風１８号が接近中。東海地方に上陸したあと、

比較的、台風の被害の少ない富山県をも通過するコースを

たどると予想されています。

　つい、「ほかのところへ行ってくれないかなあ」と思っては、

高森顕徹先生が『白道燃ゆ』に書かれている一節を思い出します。

蒔いた因は必ず生える。その報いは、自業自得で一身に受けて

ゆかなければならぬ。

　叩けばホコリの出るのは畳だけではない。

　家庭のイザコザや、嫁やムコの噂話を、茶飲み話にして楽しんでいる。

　隣の貧乏は雁の味がする。だから隣に蔵が建てば腹が立つ。

　隣の夫婦ゲンカはテレビよりも面白いし、台風が来れば「どうか、

こちらへ来ませんように、他の方に進路が向きますように」と祈っている。

　他人の不幸を喜ぶ外に喜びの知らない奴だ。

　富山県下の皆さん、暴風雨の備えはいいですか。

夜９時半ごろに、暴風・波浪警報も発令されましたよ。

　でも、どれだけ気をつけても、もっと激しく、もっと早く迫ってくる

無常の風を、忘れてはなりませんね。

　高森顕徹先生公式サイトはこちら。