現世と未来の二度の救い、一緒に聞ける法友ありて

「問うていわく、

『正定と滅度とは、 一益と心得べきか、 また二益と心得べきや』

 答えていわく、

『一念発起のかたは正定聚なり。 これは穢土の益なり。 つぎに滅度は浄土にて
 
得べき益にてあるなりと心得べきなり。 されば、 二益なりと思うべきものなり』  

                            (御文章)



 500年前の蓮如上人(浄土真宗8代目の善知識)が、Q&Aで書かれた

この『御文章』1帖目4通は、高森顕徹先生監修の『なぜ生きる』に、

次のように訳されています。

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「弥陀の救いは一度でしょうか、 二度あるのでしょうか」

と問いを出し、

「この世は、 弥勒菩薩と同格 (正定聚) に救い摂られ、 死ぬと同時に弥陀の浄土で、

無上のさとり (滅度) が得られる。 弥陀の救いは二度 (二益) ある」

と答えられている。  

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 今日は浄土真宗親鸞会館で、高森先生から、『正信偈』の

「獲信見敬大慶喜 即横超截五悪趣」

について、教えていただきました。

 阿弥陀仏の本願に救い摂られ、信心獲得(獲信)した一念に、

この世と未来の二益が決定するのです。こんな凄い救いが、

あるでしょうか。


 この無二の妙法を聞くために、二千畳を埋め尽くした法友は、本当に尊く、

懐かしい人たちですね。私と縁のあった人が、今日3人、親鸞学徒になり、

喜び10倍増です。








 高森顕徹先生公式サイトはこちら。

   http://www.takamori.info/