因果の道理と後生の関係〜私の未来はどうか

 平成13年、大阪教育大学附属池田小学校に、宅間某が侵入し、

児童8名が殺害されました。「早く処刑してくれ」という

犯人の要望どおり、異例の速さで死刑になりました。

 昨年の秋葉原通り魔事件では、トラックでひき殺し、ナイフで

刺し殺すという残虐さで、7人が死亡しています。


 1人殺すも10人殺すも一緒でしょうか。教学講義だった今日、

高森顕徹先生から、因果の道理を教えていただきました。

 何人殺しても、1回しか死刑にできない。そこには、釈然と

しないものがあるはず。仕方ないで済ませるのは、1日1000円の

仕事を5日やって1000円しかもらえなくても、仕方ないで

済ませられる人でしょう。


 1回の死刑で清算されない分は、未来に結果を受けなければ

なりません。善因善果、悪因悪果、自因自果の因果の道理は、

過去・現在・未来の三世を貫くのです。

 されば、私が心と口と体で犯している罪はどうか。厳然たる

因果の道理と後生の一大事を、真剣に聞かせていただかねば

なりません。











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