読書日記・その9「女性に絶対、モテる方法」

 お笑い芸人が女性タレントにモテるのには、こんな理由が

あるそうです。茂木健一郎著『化粧する脳』より。



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 僕は男子学生たちに、「ぜったいにモテる方法がある」と言って

聞かせることがよくある。どんなに顔がまずくても、頭が悪く、

ぶかっこうで、貧乏でも、女性の気を引くことができる。

基本的条件が悪ければ悪いほど、かえって効果のある方法だ。

 それは、本来なら隠しておきたいような自分のいちばんの弱点や

欠点を、人前でユーモアを交えて語ることである。たとえば腹が出ている、

頭の毛が薄い、背が低いといったことにコンプレックスを持っていた

として、それを人前で隠そうとすればするほど、周囲ははれものに

触るようになり、その場の空気は張りつめる。周囲との絶対的な距離感が

生じてしまうことになる。

 ところが、その自分の欠点をみずからユーモアを交えて語れれば、

緊迫した空気は一気に和み、お互いの距離も縮まる。これを実践して

いるのがお笑い芸人だ。彼らはなぜモテるのか。それにはこんな

科学的知見があったのだ。

 あえて自分の欠点を他人に披露したがる人はいないだろう。しかし、

この場合に対話の相手が受けとめるのは、明示された欠点よりも、

むしろ自分を客観的にみることのできる成熟した知性のほうだ。

ゆえに女性から好感を得ることができるのである。

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 人の落ち度を笑いのネタにするのでなく、自分の欠点をネタにして

笑いを取るのは、大阪風のように思います。吉本には、背が低い、

鼻がでかい、体が弱い、離婚歴や借金さえネタにする芸人が多く、

自分で言ってもらうと普通に笑えるでしょ。

 一般の人間関係のうえでも、このほうがいいように思われます。






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