わたくし的、忌野清志郎 哀悼

 テレビやネットで忌野清志郎が語られるのを見るたび、私の

頭の中には、「トランジスタラジオ」がリフレーンします。

 もう言い尽くされていますので、全く個人的な、清志郎さんの

思い出を。そう、ずっと、みんなから、「清志郎さん」と呼ばれて

いた。今風に言えば、リスペクトの気持ちを込めて。


 私が高校生の時、レコード盤のレンタルが始まりました。

CDレンタルの先駆けです。お小遣いの少ない高校生にとって、

これは画期的でした。サントラ好きの私は、週1、2回はお店で、

映画やアニメのサントラなどの大きなLPレコードをレンタルし、

自転車のカゴに乗っけて走っていました。


 そんなある日、店内から歩道にまで流れてきたのが、

「雨上がりの夜空に」でした。RCサクセションを知らなかった

私にも、1度聞いたら忘れられないセクシーな歌声。

 やがて、「トランジスタラジオ」のヒットにより、当時の

主要音楽番組にも、RCは出ていたと思います。


(♪ホットなナンバー、空にとけてった〜)


 大学生になってから、ある年の望年会で、

トランジスタラジオ」をものまねで熱唱したこともあります。

 友達の間では、アルバムに入っている「ボス、しけてるぜ」

という曲の、「やる気がしねえ!」というフレーズが流行って

いました。


 でも、こうやって昔を思い出すと、人生はすべては思い出

になって、青空に溶けていってしまうんですよね。

この世は夢まぼろしだと、清志郎さんも教えてくれているじゃあ

ないですか。夢じゃない、ホントの幸せを求めましょうよ。




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